自己紹介と新書推しの理由。
自己紹介
初めまして!風麗(フレイ)と申します。
普段はTwitterで読了ツイートを垂れ流している大学一年生です。
この度読書ブログを開設することにいたしました。
ブログ開設のワケ
「読書ブログなんてもうありふれているのに今更何で?」と思われる方もいるかもしれません。
確かにブログ界には、既に素晴らしい書評・読書ブログを何年も綴っている方がたくさんいらっしゃいます。
私自身も、数々のブログを拝見して、これまで読みたい本をたくさん見つけてきました。
でもそういうのを見てて一つ思ったんです。
「読書ブログって、ほとんど小説のレビューしか無くない?」
と。
一般的に「読書愛好家」と言われる方々は、実は「小説愛好家」である場合がほとんどなんじゃないかと。Twitterの読書垢でつながっている方々も、小説についてのツイートが多いように思います。
「失礼な!小説以外の本も読んでるわ!」
と言う方もいるでしょう。しかしそんな方でも、一番読んでる本のジャンルは何かと聞かれれば、「小説です」と答えるのではないでしょうか。
私は読書歴が長くなく、単純な冊数で比べればほとんどの読書家よりも読書経験は浅いと思っています。
しかし一番読んできた本のジャンルは、小説ではなく新書です。
新書とは?
まず、新書の説明を簡単に。
当然ですが新書 は「新しい書物」ってことではありません!!笑
「新書」は、「文庫」「単行本」などど同じく、本の形式の呼び方です。B6より若干小型で、文庫本より縦長の大きさをしています。イメージとしては漫画の単行本に近いですね。
内容は学術的なものが多く、皆さんが高校の国語で読んだ「現代文」「評論文」と呼ばれていたものを想像していただけると良いと思います。
このように説明すると
「難しそう...」
「だから新書は敬遠してるんだよな」
と言う方が多いでしょう。
しかし新書は、手軽に教養を身につけるのに最適な本だと私は考えています。
というのも新書の著者というのは、大半が有名大学の教授であり、その学問分野のスペシャリストばかりが揃っています。
彼らは通常、自分の研究成果をいわゆる論文に発表していますが、日常生活で私たちが目にすることはまずないでしょう。大学でレポートでも書かない限り、わざわざ自主的に論文を検索して読む人などどれくらいいるでしょうか。
つまりせっかく素晴らしい発明をしても、その成果が難解な論文に書かれていれば、
「う~ん。つまり何がすごいんだ?????」
とならざるを得ません。凄さが伝わらないのです。
研究者にとっても、よく分からない研究をしている人と思われるのは悲しいことでしょう。
そこで登場するのが新書です。
新書は自分の研究結果や思想を、前提知識が少ない一般人にも分かりやすく伝えることを目的として書かれています(たまに難解な新書というものもありますが…)。
つまり、その道のスペシャリストが何年もかけて培ってきた研究の賜物が、たった一冊にまとめてあるのです。新書の最後のページに載っている膨大な参考文献を見ると、「こんなものが1000円弱で読めていいのか!」と驚きます。
薄い割に情報量が多く、ためになる本ばかりが揃っている新書。わざわざ紙とペンを持って勉強しなくとも、手軽に教養が身につけられます。
まとめ
ということで私の読書ブログでは、扱う本を新書に絞って書いていこうと思っています(たまに文庫や単行本が登場するかもしれませんが少しぐらい許してください...笑)。
既に小説好きの皆さんが新書に手を取るきっかけになるような記事を書いていきますので、これからよろしくお願いします。